社会的意義には、日本社会や世界が模索している天災と戦争やテロなどの人災を含めた災害に対する備えのあり方として、個人や地域による対応力や回復力形成のモデルを提示することができ、主体的なまちづくりに象徴される21世紀における社会のあり方や人々の生き方に対する示唆にもなると考えます。 また災害時の対応・回復力を形成する要素やその形成過程などに関連する要因が明確となることから、他地域への応用も可能となり、日本国内外に対する多大な波及効果が期待できます。 更に、構築される2方向性のコミュニケーションにより、住民からの様々なインプットが期待できると同時に、人々が知識に容易にアクセスできることは、災害発生前後の人々の健康や社会に対して大きな貢献となると考えます。
現在看護界は、災害看護学を看護学分野の一つとして構築するという学問上の模索を、地球規模で続けています。 本構想はこの分野における先駆的な研究であり、得られた研究結果はアジアを始めとした世界の災害看護学の学問構築に多大な貢献を果たすものとなります。 またこの学問分野が体系化されることで、新たな知識が生み出され、それは教育へと還元されて、災害看護専門家の育成へとつながります。 これは学術的な意義といえましょう。 |