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役立ちマニュアル:がん患者偏
化学療法の副作用について
備えの時期 災害発生初期 復旧・復興期

化学療法の副作用としての骨髄抑制と災害に備えてその対応


化学療法は、主に抗がん剤を内服や点滴によって全身に投与する治療法です。化学療法は新薬の開発、支持療法の開発、標準的な治療手順(プロトコール)の研究など進歩が著しく、治療効果も向上しています。しかし、抗がん剤は、がん細胞のみに選択的に作用するまでには至っておらず、正常な細胞も損傷を受けます。これが副作用であり、「骨髄抑制」はほとんどの抗がん剤で出現します。

     
 

骨髄抑制は、感染や出血などの合併症が起こらなければ自覚のない状態です。しかし、ひとたび合併症が起こると重篤な状態となり、ときには生命の危険も出現します。このような場合、体力のみでなく精神的にも消耗し、がん治療の継続にも悪影響をもたらすことがあります。

 
     
 

合併症が起こったことによる気持ちの変化としては、“感染を恐れて外に出ることが怖くなったり”“出血を恐れて日常生活が消極的になってしまったり”というような変化が起こるかもしれません。このような気持ちの変化は、人間の反応としては非常に正常なものです。しかし、気持ちの変化が一時的ではなく持続する場合には、できるだけ早い時期に専門家に相談し、気持ちを楽にした上で適切な予防策をとるということが必要です。

 
     
 

合併症を早い時期に発見し対処することは、重篤な状態になることを防ぐことができます。特に、外来で化学療法を受けられる方々は、自宅で自覚症状を観察し、自分自身の体の変化に関心を向けることにより早期発見や対処が可能になってきます。このパンフレットでは、自己チェック表に検査データの値や自覚症状を書き込む形になっています。また、その後は骨髄抑制の説明と白血球減少症・血小板減少症・貧血になった場合の徴候や留意点、その対応策について記載しています。

 
     
 

もう一つの特徴としては、化学療法中に災害が訪れることを想定し、災害時の備えとして準備しておくものや、避難所での生活上注意すべきことについて記載しています。災害時は、日頃行えていた感染予防対策が行えなくなったり、物資が不足したりするため、日頃から災害に備えて物品を準備し、避難所でも可能な対応策について考えておくことが大切です。また、現在通院中の施設が被災を受けた場合の対応策として、一定期間代わりの病院で治療を受けるための情報を集めておくことも必要です。

 
     
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